資格制度とは

一般社団法人日本ハラスメントカウンセラー資格認定協会が独自のカリキュラムで教育するハラスメントカウンセラー資格制度。

この資格は、社会や企業の中で起きるパワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、マタニティハラスメント等いわゆるハラスメントと総称されている被害をなくすために活動する人材を、正当に社会に認知される資格制度とする為の公的資格制度を目指しています。

その為、実践的な研修を中心として実施し、これを履修し修得度を確認、更新する事により資格認定を行い、資格保有者の質的レベル維持を図ります。

資格のステップアップ

資格のステップアップ

初級資格講座

  • 基礎研修(各2時間×3 計6時間)

    ①対人援助における心理学の基礎
    ②傾聴トレーニング
    ③ハラスメント対応基礎編

  • 応用研修(各2時間×3 計6時間)

    ①愛着形成がもたらす影響
    ②自己肯定感構築のために必要なこと
    ③ハラスント対応応用編

シニア資格講座

  • 基礎研修(各2時間×6 計12時間)

    ①人権の視点
    ②ハラスメントの歴史
    ③諸外国の制度
    ④対人援助職のセルフケア
    ⑤事例検討
    ⑥スーパーバイズ体験

  • 応用研修(各2時間×5 計10時間)

    自己覚知
    事例検討
    法律知識
    機関連携
    ロールプレイング中心

資格のステップアップ

カウンセラーを目指す方へ

私が、この法人の中で研修を行いたいと思ったきっかけは、ある研修の講師をした時でした。
それは、DVの相談員を育成するための研修で、多くの心理士、カウンセラー資格をお持ちの方がいました。
専門職でありながら、なぜ今更という思いで講座を進める内、だんだんとその理由がわかってきたのです。
DVの相談の中には、激しい暴力のシーンの描写が出てきます。また、パートナーとの関係性が、いわゆる「普通」 ではないケースもあります。
パートナーとの間の性的関係についての吐露も必ずと言っていいほど伴います。
この研修に出られた多くの受講生から、やりたくない、できないと言った声が聞かれました。
「普通じゃないから」とか「こんな話は聞いたこともない」という意見を言う方もいました。
その後、大学で心理士養成をしていらっしゃる方から、心理士、カウンセラーの資格取得の中では、圧倒的に実地経験が少ないことを知り 納得しました。
DV、性暴力などの支援の中で、二次被害が深刻で あることはあまり知られていません。
あなたにも落ち度があったから、それくらいのことは常識、抵抗しなかったあなたが 悪い。
通常の相談ではあまり出ない相談者を責めるような言葉や態度が、ことハラスメント相談の現場では自分の価値観が頭をもたげ、 相談者を全面的に受け入れることができなくなることがあるのです。
これは、専門的な研修がなされていないためで、 より実践的な研修を広げる必要があります。
誰かの暴力で、心を傷つけられた人は、別の誰かの力で回復の一歩を踏み出せます。
どうか、傷ついた人をさらに傷つけることが起きないようにと資格認定制度の普及を願ってやみません。
副理事長 池畑博美

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